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レポート

ここはカフェ? 教会?

 沖縄県うるま市に、平日はカフェ、日曜日の午前中と水曜日の夜は教会と、同じ場所を使い分けている教会がある。四方がガラス張りのおしゃれな外観を持つこの教会には、毎日、まだキリストを知らない若者たちが出入りしている。
ここはカフェ? 教会?

 開拓6年目となるグレース・アジア・インターナショナル・チャーチ(GAIC 仲間なおみ牧師)がこの場所に移転したのは今年の3月。最初の5年間は、教会メンバーの関係作りと祈りに重点を置き、新しい伝道への準備を進めてきた。
 「教会やクリスチャンだけの祝福ではなく、地域に対してアプローチできる、世に影響を与えられる教会になりたいと思いました。この場所が町の祝福でありたいのです」と仲間牧師。
 カフェにしたのは、人々と同じ立場に立ちたかったため。教会堂だと 「教会に入れさせられたという感覚を与えてしまう」と考えた。保健所 の許可を取り、『GRACE Cafe』と名付けてオープンした。

ユースが生きた神を体験

 何よりの祝福は、そのカフェがユースの集まる場所になっていることだ。始まりは、ある家出中の女子中学生を抱えた母親と祖母がカフェを訪れてきたことだった。仲間牧師は二人にキリストを伝え、信仰告白に導いた。すると、その30分後に娘からの電話。4日後には、彼女も教会に来てキリストを信じた。
 その女子中学生は、暴走族に出入りするなど生活が荒れていた。体にはタバコを押しつけた根性焼き、タトゥーがあり、酒、万引き、喧嘩、リストカットなどを繰り返していた。そして「自分は絶対に変わることができない」と思い込み、死ぬことを考えていた。
 しかし、仲間牧師に祈られたときに体に熱いものを感じ、「神はいる」と実感。そして、あれほど止められなかった悪習慣から解放されていった。
 また、彼女の変化を見た教会のユースたち、特にクリスチャンホームの子供たちが強い衝撃を受けた。そして、それまでの生ぬるい生活を改め、神中心の生き方に変えられていった。
 同棲をし、暴力を受けながらも別れられないでいた16歳の女の子は、キリストを救い主として受け入れ、その生活から解放された。「彼らは、学びと言うよりは体験で、霊と魂で神様を理解します」と仲間牧師は語る。

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