リバイバルジャパン取材日誌
ペンテコステ教役者大会
先週は、静岡県のつま恋で開かれたペンテコステ教役者大会の取材に行ってきた。講師は米国のゲートウェイチャーチのロバート・モリス牧師。当初は、繁栄の神学を語られるのかな、とあまり期待していなかったのだが、最初のメッセージで、その先入観はなくなった。
様々なメッセージが語られる中で、「安息日」の内容が興味深かった。クリスチャンは十戒のそれぞれを守ろうとするが、第4戒の安息日の戒めは守ろうとしない、というものだった。
もちろん、今は律法の時代ではないのだが、偶像を造るな、殺してはならない、姦淫してはならない、盗んではならない、などの戒めと同じ重要度を持って「安息日」を守ろうとしているかと言われれば、多くのクリスチャンが「ノー」と言わざるを得ないだろう。
モリス牧師は、土日はメッセージなどの「奉仕」をしているため、ウィークデイに「安息日」を持っているという。また、「休日と安息日は違う。休日は、妻が私に次々と仕事を言いつけますから」と笑わせていた。つまり彼は、土日の他に「休日」と「安息日」を取っているという訳だ。そして安息日は、6日間働かれた神が7日目にすべての業を置いて休まれ、憩われ、リフレッシュされたように、私たちもそのように過ごすべきだ、Eメールも見ないように(笑)、というメッセージだった。
私も、牧師たちには週1回、本当に休んでいただきたいと願う。日本では「忙しいこと」「休まないこと」が美徳で、休日もなく働く牧師が尊敬されるような風潮があるが、やはりそれは違うように思う。6日間目いっぱい働いて1日は本当に安息する、というリズム、そういうメリハリが大切なようにも思う。一面、牧師は自由業なので、週日ほどほどに働いて、本当の安息日も持たない、ということもあるだろう。
一方の信徒も、月から金まで働き、さらに土日も教会の奉仕で忙しい、という場合がある。牧師の「安息日を守りなさい」というメッセージが「礼拝を守りなさい」という内容にすり替えられ、礼拝に出ていれば安息日を守ったような気になる。しかし、心も体も休んではいない。
いろんなことを総合的に考えなければならないのだが、牧師も信徒も、本当に心身を休めることができる一日を確保できるようにと願わされた。
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