リバイバルジャパン取材日誌
カッコイイ・クリスチャン
私たち戦後育ちの人間は、「カッコイイ」ことを追い求める文化の中で生きてきた。女性の場合は「カワイイ」も加わる。もちろんそれは、日本の戦後だけではなく、あらゆる時代・文化に共通することだろうが、メディアとコマーシャリズムの発達によって、私たちの頭と心にそれは刷り込まれた。カッコイイことが善で、ダサいことが悪。
そうした文化の中で育った人間がクリスチャンになると、教会生活の中でもカッコイイことを求めるようになる。カッコイイ奉仕、カッコイイ生き方。ダサい奉仕はやりたくない。私もクリスチャンになっての20代、30代と、ずいぶんそのことを求めていたように思う。人目を気にし、格好良くなれない自分と葛藤していた。
第一コリント13章1?3節にも、「カッコイイ」クリスチャンたちが描かれている。異言や預言など聖霊の賜物が豊かに与えられ、あらゆる奥義と知識とに通じ、強い信仰を持ち、持ち物をすべて貧しい人に与え、命さえ捨ててキリストに従う、賜物的にも生き方的にもカッコイイクリスチャンたち。しかしそれでも、「愛」のないクリスチャンたち。内面には、高慢と自己利益と妬みが渦巻く。
しかし周りのクリスチャンたちも、そうした賜物、知識、チャリティー精神に溢れたクリスチャンを「カッコイイ」と思い、世の思考パターンで評価してしまう。
今朝、この聖書箇所を読んでいて、改めて私たちの価値基準を探られた。クリスチャンになる前の思考パターンを、主の血潮によってきよめていただく必要がある。
そして本誌で誰を取り上げるのかというとき、改めてその人の内面を第一に見るべきだと感じた。
最新の取材日誌
舟の右側は、こんな雑誌
牧会者が喜びを見出す雑誌へ
『ジャンルを大切にして聖書を読む』の読み方
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我に返る
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- [2023]
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