舟の右側
地引網出版
キリスト教雑誌 舟の右側

ワイチローの取材日誌

リバイバルジャパン取材日誌

石の心と肉の心

更新日:2012年12月 3日

取材をしていると、クリスチャン同士の葛藤のようなものにぶつかることがある。牧師と信徒、信徒同士のぶつかり合い。それをもたらすのは、どちらか一方、または双方にある「石の心」である。石と石がぶつかり合うと火花が散り、石の心と肉の心がぶつかり合うと、肉が傷つき血を流す。

では、どうすれば「石の心」が柔らかい心になるのか。それが実現すれば、教会内のあらゆるトラブルは終息していくはずだ。

聖書は「あなたがたに新しい心を与え、あなたがたのうちに新しい霊を授ける。わたしはあなたがたのからだから石の心を取り除き、あなたがたに肉の心を与える。」(エゼキエル36章26節)と書く。つまり、それは神の業であるということだ。人の力や知恵にはよらない。

このエゼキエル書を16節から読んでみると、神が、ご自身の「御名」のために行動を起こしておられるのが分かる。御名が汚されたのでイスラエルを散らし、御名の名誉の回復の...ためにイスラエルを回復された。その流れの中で、イスラエルの民に「肉の心」が与えられている。

ヒューマニズムの影響を受けた福音は、「私たちのために」ということを強調するが、聖書の神は、まずもって「神ご自身のために」行動を起こされる。だから、神の御名が汚されないように、神の御名があがめられるように行動することが人間の務めである。その結果、神が働かれて「石の心」を持つ人物が変えられ、「肉の心」を持つようになる。

私たちは、石の心を持つ人を何とか変えようとするけれど、それは変わらない。私たちが神の御名の栄光を求め、そのために行動する教会になるとき、神が働かれて「石の心」も取り扱われるのだ。

今日も、主の御名があがめられますように!

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