舟の右側
地引網出版
キリスト教雑誌 舟の右側

ワイチローの取材日誌

リバイバルジャパン取材日誌

安息するということ

更新日:2013年11月 7日

先週、ちょっとした病気になって4日ほど寝込んでいた。熱が下がらず、ほとんど食べられず、「神様、せっかく休めると思ったら、今度は病気ですか。いったい、どうされたいんですか?」と思わず愚痴のような、嘆きのような祈りを捧げていた。

しかし、癒されてみて気づいたことがある。自分の内面が、ここ数日で少し変化しているのだ。うまく言えないが、心の充足と癒し、僅かばかりの成長が与えられたように感じる。

ふと気がついたのは、その4日間は強制的な「安息日」であったということだ。安息日とは、本当に安息することで、自分の中に何かをインプットすることも、誰かに向かって何かをアウトプットすることもない。主を思いめぐらす他は、ただひたすら、何もしない。

つまり、情報や映像、活字、人の言葉などを自分の中に取り入れることを止め、一方で、自分が何かを語ったり、情報を発信したり、何かの行為をすることを止める。すると、私たちの中にあるキリストのいのちは、私たち自身を整えることにのみ、その働きを集中していく。荒れた心を癒し、混乱した思考をまとめ、本来育つべき部分を育てていく。

このFBもそうだが、私たちはあまりに多くの情報を一日に何度も自分の中に取り入れ、あるときには、本当にゴミのような、あるいは邪悪な情報・画像を受け入れてしまう。また、無駄な話を延々としてしまったり、しなくてもいい行動に駆り立てられ、私たちの内なる人はどんどん疲弊していく。深刻な場合、疲弊していることにさえ気づかない。

 6日間は、労働のためにインプットとアウトプットをフル回転させなければならない。そして1日は、キリストのいのちが私の内面だけに集中できるように環境を整えていく。この6:1のバランスが、私たちの生活を力強くしていくのだろう。日曜日は奉仕もあり、他の日で何とか実現してきたいと願っている。まずは、必要以上のインプットとアウトプットを避けていきたい。

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