舟の右側
地引網出版
キリスト教雑誌 舟の右側

ワイチローの取材日誌

リバイバルジャパン取材日誌

舟の右側2月号が大詰め

更新日:2014年1月20日

舟の右側」2月号の下版作業が大詰め。今回は、ある児童養護施設を訪問し、園長さんとスタッフから、その仕事内容などを聞いた。昔は、親が貧しくて子供を育てられないといった単純養護が多かったが、現在は、ほとんどが親などから虐待を受けた子の受け入れになっているという。彼らの面倒を見ているのは保育士の資格を持つ方々。本当に献身を迫られる仕事であることが分かる。虐待を受けた子の「試し行動」(わざと相手を怒らせるような行動)もあり、愛と忍耐が要求される。頭が下がる。と同時に、離職率も高い。

もう一つは、栃木県の公立小学校の取材。この小学校は、校長先生が福音的なクリスチャン。赴任当時、荒れに荒れていた学校が数年で劇的に変化、全国からその秘訣を探ろうと視察や取材が絶えない。これもまた、近くの児童養護施設から通ってきている子たちへの真摯な取り組みから始まっている。日本の教育改革とも言える内容で、驚きの連続、一回の取材ではその全体像が掴みきれないほどだった。

現在、「明日、ママがいない」という児童養護施設を舞台としたテレビドラマが話題・問題になっているようだ。観ていないので分からない。ただ、今回の取材では、養護施設の職員や小学校の先生を実際に取材し、闇の中に光を見るような思いだった。クリスチャンの養護施設の職員、公立学校の先生がもっと生まれて欲しいと願う。

創刊号では児童養護施設の心理士の方へのインタビュー、2号では職員の方への取材と導かれてきた。3号では、実際に子供たちの声を聞けるのだろうか。それもよく分からない。そもそも、そんなに子供に重荷の無い私が、どうしてこういう取材をしているのかも分からない。ただ、主が導いておられるようなので、もう少し深みに漕ぎ出してみようと思う。

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